キャッシングの審査内容

キャッシングでお金を借りるには必ず審査に通らなければなりません。しかし、審査に通るか不安…と考える方もいらっしゃるでしょう。キャッシング審査がどういったものなのかがわかればその心配も少しは解消されるかもしれません。

 

キャッシングの審査は、「年収が高ければいい」「正社員で大手企業で働いていればいい」というように一つの事柄からだけで融資の可否を判断するものではありません。年収や勤務先などといったこと以外にも非常に多くの項目からそれを判断していきます。

 

審査の内容としては大きく分けまして2つ、「属性スコアリング」と「個人信用情報」です。

 

キャッシング審査の属性スコアリングとは

属性スコアリングとは、年収や勤続年数などといった申込者の情報を点数化し、「きちんとお金を返してくれる人かどうか?」審査をするものです。この点数化(スコアリング)には過去の膨大な利用者データが利用されています。どういった人がきちんとお金を返してくれていたか?その統計データによって、申込者の情報をコンピューターで自動的にスコアリングしているのです。

 

この属性についての項目や基準は業者間で多少の違いはありますが、一般的には以下のようなものが挙げられます。

【年齢】
若いほうが属性が高いです。

 

【勤続年数】
意外と重要度の高い項目で、長ければ長いほどよいとされます。
基準は1年以上だが半年以上で審査に通ることもあります。

 

【職種】
医師、弁護士、公務員は職の安定性から属性が高いです。
自営業は収入がどんなに多くても属性としては公務員や正社員より低くなります。

 

【勤務先】
公務員や大手企業は属性が高いです。

 

【年収】
意外と重要度がそこまで高くありません。
400万円以上なら評価は高くなります。

 

【居住年数】
同じところに長く住んでいる人のほうが属性は高いとされます。

 

【住居形態】
持ち家のほうが属性が高いとされます。
住宅ローンがあっても、住宅ローンを組めるということはそれだけの信用があると判断されます。

 

【家族構成】
独身で家族と同居が一番属性が高いです。
子供や家族を養う場合収入の多くは生活費や学費などに消えてしまうため、自由になるお金が少ない、つまり返済に充てるお金が少ないと判断されるからです。

 

【保険証の種類】
保険証の種類はそれ自体が審査項目というよりも、勤務先の種類を示す証明書として確認されます。公務員の場合には共済保険、大手企業の場合には組合保険となり、評価が高く、自営業やアルバイトの国民健康保険の場合には評価が低くなります。

 

【電話の種類】
固定電話は契約の際に住所地が必要になるため、固定電話を持っていることで住所の証明書代わりとなります。携帯電話だけ、という方も多いですが、固定電話もお持ちの場合には両方あることで評価はより高くなります。

顧客の信用力をみる信用情報

昔は消費者金融がお金を貸す際には申込者がどこでいくら借りているのかといったことを把握するのが難しく、わからない状態でお金を貸していました。そのため、銀行や消費者金融、クレジット会社など金融業界全体でそうした取引履歴・情報を把握し共有しようと作られたのが個人信用情報機関です。

 

ローン審査の際には必ず個人信用情報機関に信用情報の照会を行い、申込者の借入情報など取引履歴を確認して審査を行います。個人信用情報機関は業種により3つの機関に分かれていますが、この3つの機関の管理している情報は「CRIN(クリン)」と呼ばれるネットワークで共有化されています。そのため、違う信用情報機関に加盟していたとしても情報は全て共有化されているというわけです。

 

信用情報の審査ではどのような点を見られているのかといいますと、特に重要視されている項目として以下のものがあり、それぞれその情報が保有される期間が違ってきます。

 

【他社借入情報】

他社借入はローン審査において非常に重要視されるポイントです。申込時には他社借入情報の入力欄がありますが、そこで申告した内容が虚偽ではないかも含めて審査されます。他社借入は一般的に、3社までと言われており、それを超えると審査に通るのが難しくなっていきます。また、借入額の年収に対する比率が高ければ高いほど審査は不利になっていきます。

 

【返済履歴】

うっかり忘れてしまったような7日程度の支払いの遅れを初期延滞といいます。初期延滞は非常に多く、1回程度であればほとんど問題にはなりませんが、回数が多かったりまた連絡がなく原因もわからない遅れといった場合には審査にもマイナスとなってしまいます。

 

【申込履歴】保有期間6ヶ月

クレジットやカードローンなど、申込をした履歴が保有されます。一般的に、短期間に3社を超えた申込履歴がありますと審査に不利になると言われています。

 

【事故情報】

返済の事故情報が信用情報に載っている場合には、ほとんどの場合審査は通りません。返済事故は具体的には以下のようなものとなります。
・約定返済日から61日以上、または3ヶ月以上の支払いの遅れが生じた場合
・裁判所が破産宣告を行った場合
・返済が困難となり、保証契約により代位弁済が行われた場合

属性と信用情報以外の審査内容

審査内容は属性と信用情報、大きく分けてこの2つではありますが、それ以外にもチェックされているポイントがあります。

 

申込フォームの誤字脱字

あなたがもし他人にお金を貸す際に、お願いしてくるメールや文書などで誤字脱字が多い場合にどんな印象を受けるでしょうか?きちんと間違いのない文章で書いてくる人と比べると、信用力は低いと感じてしまうのではないでしょうか。

 

実は昔は対面与信といって、申込者が来店の際にその人の身なりや話し方、姿勢や受け答えなど様々な点が審査項目として実際にありました。現在のキャッシング審査では申込もインターネットが主流となっていてそうした審査は行われなくなりましたが、申込の際誤字脱字があまりに多いと審査に影響を及ぼすことがあるかもしれません。

 

住所の番地やメールアドレスなど、書き間違い自体は非常によくあることのようですが、注意しましょう。

 

申込内容の事実確認

提出する本人確認書類や個人信用情報で照会した情報と申込の際に申告した内容に相違がないか、事実確認を行います。申込の際に入力する内容は、あくまでも自己申告の内容です。そのため、それが事実であるのかどうかの事実確認を行います。

 

在籍確認

こちらも事実確認ですが、申告した勤務先にほんとうに勤めているのかどうかの在籍確認を行います。一般的に、在籍確認は電話で行われます。

 

キャッシング審査を受ける人の最低限の必要条件

キャッシング審査では具体的にどういった人が審査に通るのでしょうか。
実は各社で審査の基準というのは違いがあり、またそれは公表されていません。

 

また、キャッシング審査は年収や勤務先など一つの事柄だけではなく審査項目から総合的に判断して融資の可否を決定しています。そのため、何がどのくらいなら審査に通るというのは一概には言い切れないのです。

 

しかし、最低限キャッシングを利用する上で必要な条件というのは各社でそう変わりありません。

 

・働いていて安定した一定の収入があること
・年齢が利用条件を満たしていること
・住所や勤務先が明確であること

 

これらは最低限必要な条件と言えます。
アルバイトやパートであっても、安定した一定の収入があれば、収入がそれほど多くなくともお金を借りることは可能です。